ホンダが2021年もレッドブルにF1エンジンの供給継続が決定しました。
引用
ホンダF1が、2021年に向けて、レッドブル・レーシングおよびスクーデリア・トロロッソとのパワーユニット供給契約を延長したことが明らかになった。2019年F1最終戦アブダビGP直前の27日、レッドブルとトロロッソは、ホンダとの契約を延長し、2021年にもホンダのパワーユニットを搭載してF1を戦うとSNSを通して発表した。現契約は2020年末までだったため、2021年以降のホンダのF1活動について注目が集まっていた。ホンダは「2021年もレッドブルとトロロッソにパワーユニットを供給することに決まりました」「これからも一緒にもっと上を目指します」とコメントしている。
ホッとしました。
ホンダが2020年限りでF1撤退の噂が飛び交っていたので。
2019年シーズンは最終戦アブダビGPを残して今季3勝。
レッドブル・レーシングのヘルムート・マルコが「2019年は5勝」に届かなかったけど、2015年から2017年の暗黒のマクラーレン時代から見ているので、まるで夢のような2019年シーズンです。
フェルナンド・アロンソに地元鈴鹿で「GP2エンジン」と無線で世界中に言われた屈辱を晴らしました。
参考 本田宗一郎の誕生日 セナ没後25年のブラジルGPでレッドブルホンダ優勝関連記事
F1撤退の噂はホンダだけではない
2021年シーズンからF1のレギュレーションが大幅に変わるため、メルセデス、ルノー、ハースも撤退が噂されているのです。
メルセデスのチーム代表のトト・ヴォルフはブラジルGPを欠席していました。
これまでGPに顔を出さないことはなかったので変な気がしていましたが、どうやら今後のF1での活動についてメルセデス本社で話し合いをしていたとの噂も。
ホンダが撤退すると言われていた2021年以降の流れとレギュレーションの変更
メーカーはフォーミュラEの流れ
ヨーロッパの自動車メーカーはフォーミュラEへの流れになっている。
エンジンサプライヤーは、日産自動車(ルノー)、アウディ、DSオートモビルズ(シトロエン)、マヒンドラ(インドの自動車メーカー)、ペンスキー、ジャガー、BMW、メルセデス、ポルシェ。
ルマン24時間の常勝チームだったアウディ、ポルシェもWECからフォーミュラEに変更している。
その中でメルセデスもF1から撤退してフォーミュラEとの噂が。
2021年からのF1レギュレーション
2021年からのF1レギュレーションは史上最大レベルといわれています。
オーバーテイク(追い越し)促進のための空力の変更、18インチタイヤへの変更やコスト制限が導入。
空力の変更
現行のF1マシンは先行する車を追うときにダウンフォースの最大半分を失っていて不安定な状況になり追い抜きが難しいと言われています。
2021年レギュレーション変更でより緊密なレースを可能にすることが出来るとのこと。
長年フラットボトムの規制があったけど、グランドエフェクトを採用。
※グランドエフェクトは1977年、チーム・ロータスがロータス78で採用した技術。
しかしスピードが上がるに連れ事故が多くなり1982年に廃止。
その他、開発の制限と標準パーツ化、コスト上限の導入、週末フォーマットの変更など。
詳しくはこちら → F1Gate.com https://f1-gate.com/f1car/f1_53175.html
トロロッソにもPUを供給
レッドブルの姉妹チーム、トロロッソのもワークス供給も発表されました。
F1-Gate.comより https://f1-gate.com/honda/f1_53781.html
来シーズン(2020)はマックス・フェルスタッペンがF1史上最年少ワールドチャンピオンの記録を更新する最後のチャンスなだけに、是非ホンダにはF1に残って欲しかった。
参考
本田宗一郎の誕生日 セナ没後25年のブラジルGPでレッドブルホンダ優勝関連記事
2008年に撤退し、ロス・ブラウンが引き継いだブラウンGPがドライバーズタイトル、そしてコンスタラクターを獲得したことを繰り返さないように。(ブラウンGPのマシンはホンダ製といわれている)