カルロス・ゴーン氏逃亡 映画さながら
2020年1月1日、元旦を迎えました。
このブログを読んでいただいているみなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2019年、12月31日の大晦日から映画になりそうな出来事が起きました。
カルロス・ゴーン氏の逃亡です。
検察も弁護士も寝耳に水
検察も弁護士も寝耳に水だったようです。
弁護人の弘中惇一郎弁護士は「寝耳に水だ。報道以上に知っていることはない」と答えた。
カルロス・ゴーン氏のパスポートは弁護人が持っていると報道されています。
「パスポート無しで出国できるのか?」と思いましたが、どうやらレバノン政府関係者が国籍や氏名を変えたパスポートを発行した可能性もあると報道されています。
日本の年末年始の出国ラッシュを狙った?
ゴーン氏は保釈中は海外渡航が禁止されているにも関わらずなぜ海外、レバノンに出国できたのか?
日本の風習、年末年始の休みを熟知していたのでしょう。
官公庁の多くは12月28日が仕事納め。
それ以外の会社も同様に仕事納めが多い。
不況とはいえ、年末年始を海外で過ごそうと出国ラッシュが起きます。
そのすきを狙った可能性も高い。
とはいえ、プライベートジェット機も一般の旅客機と同じ滑走路を使います。
入国管理局の手続きも同様。
カルロス・ゴーン氏がパスポートを使うと入管から検察に通報され足止めをされるはずなのです。
やはり偽造、または新しい別のパスポートを使って出国手続きをしたのでしょう。
また、自宅から外出するのも困難なはずです。
警察や検察も警備しているでしょうし、マスコミも狙っています。
また弁護人の監視もあるでしょう。
しかし、見事?に自宅から外出し、空港も突破、レバノンに入国しています。
やはり日本国内に相当数の協力者が居るに違いないでしょう。
それと年末年始の警備の手薄さと弁護人のすきを突いた。
年末に日本の司法は世界に恥をされしてしまいました。
カルロス・ゴーン氏は今後どうなるのか?
裁判所、検察側、弁護側それぞれが「寝耳に水」の前日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏のレバノン出国。
証拠の隠滅、逃亡の恐れを理由に保釈に強く反対してきたとされる検察は憤りを感じているでしょう。
15億円の保釈金は海外に多くの資産を持つといわれているカルロス・ゴーン氏にとっては小さな金額だったに違いありません。
日本の常識とはかけ離れています。
「日本の司法制度はこんなものなのか」と海外に恥を晒してしまいました。
今後、カルロス・ゴーン氏はどうなるのでしょうか?
弁護人も連絡を取れない状況のようです。
またその行方を探し出すことも大変らしい。
ICPO、インターポールを介して「国際手配」、また直接外交ルートを通じて捜査する方法もあるけど、それはアメリカ、韓国、中国、香港、EU、ロシアに限られるとのことです。
映画さながらの脱出劇、逃亡劇。
身柄引き渡しはどうなるのか今後の展開に注目していきたい。