コンビニ スーパー 外食チェーン正月は休みましょう

働き方改革

コンビニ スーパー 外食チェーン 正月は休みましょう

セブンイレブンの東京都内直営店は50店舗で休業実験を、ローソンは店のオーナー側から元日を休みにする提案を受けて全国の102店舗で大晦日から2日にかけて休業実験を行っています。

人手不足と働き方改革によるものですが人手不足は深刻です。

コンビニだけではなくスーパーや外食チェーンでも元旦休業の流れが広がっています。

 

元旦営業は何時から始まったのか

昔は元旦は何処も休みというのが当たり前でした。

それで12月中に正月の食料や生活必需品を買いためていたのです。

それが何時からか24時間、365日営業という営業形態が当たり前になってきました。

とくにコンビニエンスストアで。

 

働く人達、労働者も残業で夜中まで働くことがあたりまえの時代にいつの間にかなっていました。

バブル崩壊前からだと思います。

「24時間働けますか?」というCMがありましたね。

その当時から働き方が変だったのです。

海外から日本人は「働きアリ」と称されるほど働いていました。

「5時から男」のグロンサン、というCMもありましたが、当時子供の私は特に不思議とは思いませんでした。

自分の父親も帰宅は深夜、というのが普通でしたので。

 

ブラック企業が普通だった(経験談)

就職して入社した会社では、入社式が終わって早々に「研修」が行われました。

今思えばその研修で「洗脳」されていたんですね。

会社のために働けば役職が上がり、給料も上がる。

だから新人のうちは朝から夜中まで働けと。

研修先の講師は自分の経験談をずいぶん語った記憶があります。

俗に言う「武勇伝」というやつです。

当時は「凄いな」「やれば報われるんだ」とすっかり洗脳されていました。

しかし、石川啄木の「働けど働けど我が暮らし楽にならざりぢっと手を見る」が如く、一向に生活が楽になりません。

それは当たり前ですよね、「サービス残業」だったのですから。

朝7時には会社に入り掃除から始まる、昼休みもささっとご飯を食べる時間があれば良い方で帰宅は日付が変わることがあたりまえでした。

その生活が3年続きました。

異動でそこから脱出できたのですが、当局が査察に入り「サービス残業」が摘発されました。

おそらく誰かの密告だったのでしょう。

3年さかのぼって未払い残業代が支払われました。

しかし、私は移動していたのでその対象にはならず。

つくづくついていなかったですね(笑)

 

2000年代初頭まではサービス残業、休日出勤でも手当なしが普通、ブラック企業があたりまえだったのです。

 

転職がきっかけ

結婚していたこともあり生活は苦しい時期がしばらく続きました。

(今も変わりませんが笑)

でも妻の一言が支えてくれました。

「贅沢をしなければ私の給料でなんとかやっていけるから」

ブラック企業からの脱出です。

転職をすることにしました。

大きな賭けでした。

幸い拾ってくれる会社があり助けられましたね。

前職では「かんぽ生命、郵便局も真っ青」な過剰な営業ノルマ、どう喝、パワハラが横行していました。

毎朝、ミーティングで詰め寄られ大変でした。

「自分から行動しなければ何も変わらない」と気がついた時でした。

正月に働いている方が居るから休めるんです。

しかしもう時代は変わっています。

ドイツのように「休日法」を設けない限りは日本の働き方は変わらないでしょう。

しかし、ローソンのオーナーの皆様方の様に、自ら元旦休業を提案しなければ「真の働き方改革」は実現できないです。

 

年末年始のコンビニ営業のニュースを見て感じたことでした。