会社がブラック企業でも辞められない理由

ブラック企業を辞めても転職先はブラック企業

会社がブラック企業でも辞められない理由

有名ブロガー、そしてYouTuberのマナブさんがTwitter、ブログで

会社がブラックで辞めたいなら、来月に辞めよう【無理しない人生論】

と言及されています。

 

引用

あなたがブラック企業で消耗すると、日本が損をします。なぜなら、稼げないビジネスでも、会社が回ってしまうから。無能な経営者でも、会社経営できてしまい、、、経済が停滞しますよね。つまり、日本のことを考えるなら、ブラック企業を辞めることが正義になると思います😌

 

言っていることは確かにわかります。

自分もできるならそうしたいです。

しかし簡単に辞められない理由もあるのです。

 

ブラック企業を辞めても転職先はブラック企業の現実 

マナブさんはおそらく若い世代(20代〜30代前半)、そして大都市圏在住者ををターゲットにTwitter、ブログを書かれているのでしょう。

 

30代後半以上で地方在住者はブラック企業でも簡単に辞められないのです。

それはなぜか?

 

地方の小都市ではなかなか次の就職先がないのです。

あったとしても「ブラック企業」しか求人は出していません。

常に求人広告を出して人材を募集している企業は「ブラック」なところばかり。

小さな街では常に噂になっている企業。

ブラック企業を辞めたとしても次の転職先は「ブラック企業」なのです。

 

家族持ち、住宅ローンの現実

また地方では30代後半からの求人じたいが少ない。

30代後半にもなると結婚して所帯持ちになっている確率が高い。

特に地方では。

結婚、出産、そして子供の成長に連れマイホームを建てる人達も多い。

まだまだ田舎では「マイホームを持つ」ことがある意味ステータスにもなっています。

35年ローンを組んでマイホームを持つことが超低金利の時代なので更に拍車をかけています。

2020年4月から思考される「同一賃金同一労働」や「45歳以上のリストラ」なんて数年前に予想できていた人達は少ない、いや居なかったでしょう。

 

つまり家族を養うこと、住宅ローンの返済があるのです。

ブラック企業を辞めたくても辞められないのです。

 

起業するには? 

インフルエンサーの方がよく言う「起業」ですが、参入するとしても地方の小都市では既にその分野の独占企業があるのです。

人口が少ない場合、パイも小さい。

マナブさんが言われているライティング、プログラミング、Webデザイン、IT広告、不動産などの分野も昔は数社あったものが倒産、廃業で淘汰されて居るのが現実なのです。

そこに会社をやめて起業し参入はかなり困難。

たとえ独身の方でも地方の小都市では勇気がいる行動なのです。

 

ネットの副業は?

ネットの副業、「ブログ、You Tubeがあるじゃないか」と言われる方も多いと思います。

しかし現実はそう甘くはない。

有名人、芸能人、インフルエンサーじゃないとブログを使ったアフィリエイト、YouTubeでの広告収入は「0円」から「1円」を稼げるまでの期間が長く、継続が難しい。

 

マナブさんのブログに書かれていることは正論だし大賛成!

しかしやり遂げるには家族の理解がなければ「家庭崩壊」になってしまう可能性が高い。

2020年からはサラリーマンにとって「同一労働同一賃金」で給料、年収が下がること「リストラ」に備えていかなけれならない。