成人式 集合写真の撮影方法
新成人のみなさま、おめでとうございます。
2020年、子年生まれは1062万人、新成人は122万人と総務省統計局が発表しました。
新成人は4年ぶりの減少とのことです。
(前年比3万人減)
少子化が進んでいることがわかりますね。
今年の成人式、アシスタントとして成人式の集合写真の撮影をしてきました。
撮影当日までの流れを。
成人式当日までの準備
友人のカメラマンのアシスタントとして前撮りから集合写真の撮影、現像までお手伝いさせていただきました。
友人の経営する会社は印刷業と写真撮影、各種プリント、ドローン事業を行っています。
印刷業務では、まず成人式のパンフレット印刷業務から始まります。
- 自治体からのパンフレット印刷業務の受注
- 会場担当者との打ち合わせ
- 前日に会場入りして記念撮影のひな壇の準備、設営、テスト撮影
- 当日は再度設定を確認
が大まかな流れとなります。
成人式パンフレットの納入
前々日まで自治体に成人式のパンフレットを印刷して納入します。
原稿段階で関係者とチェックするのですが、今年はちょっとしたハプニング。
印刷後に1名名前が間違えていたことが判明。
原因は自治体担当者のミス。
急いで回収し、再印刷。
自治体の担当者も平謝りでした。
友人は「また印刷料金を請求するから大丈夫だけど焦った」と言っていました。
氏名の間違いほど失礼なことはありませんから。
成人式会場担当者との打ち合わせ
次は成人式会場担当者との打ち合わせになります。
撮影準備の会場入りの時間や当日のスケジュール調整です。
集合写真のひな壇の設置や撤去の時間配分、席の順番等。
毎年のことながら1年に一回のため打ち合わせは重要です。
失敗は許されない一発撮りなので。
前日のテスト撮影と準備
成人式前日は会場にひな壇の設置とカメラ、ストロボ(モノブロック)の設定がメインとなります。
大人数の集合写真なので照明機材のセッティングが大きなポイント。
撮影用アンブレラ(130センチ)を2つ、モノブロックも2つ用意。
柔らかい光が拡がり、影が出来にくくなります。
撮影はRAWとJPEG同時記録。
カメラはEOS-1D X Mark II
信頼度抜群のCANONのフラッグシップ機。
友人はサブ機で5D Mark Ⅳも持参してました。
やはり念には念を、ですね。
照明セッティングも慎重に。
左右の上段端、下段端まで光が万遍なく届くかをしっかり調整。
成人式当日の流れは
会場入りして再度撮影セッティングの調整です。
前日とは違って会場の照明も変わっていることがあるからです。
新成人の方が来場し、登壇したら着付けの方が着物の乱れを直したりしている間に顔が隠れないように配置していきます。
それをしつつテスト撮影。
全体が整ったら短時間勝負の集合写真、記念撮影となります。
10から15カットを自然な流れで声をかけながら撮影していた友人。
さすがプロ!だと思いましたね。
撮影が終わった後は機材、ひな壇の撤去です。
短時間、かつスマートに。
私も含め4人のスタッフで担当しました。
失敗は許されない記念撮影
成人式は一生に一度。
失敗は許されません。
結婚式の撮影と同様です。
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