撮影の時に一眼レフ初心者のカメラマンから「単焦点レンズ買ったほうが良いんですか?」と聞かれました。
α7Ⅲのキットレンズ「SONY FE 28-70mm F3.5-5.6」しか持っていないとのこと。
私と写友は「それで充分」と答えました。
その理由は?
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キットレンズを使おう 一眼レフカメラキットレンズとは?
店頭やネットでボディとセットで販売されているレンズです。
よくキットレンズは使うな、もし買ったとしてもヤフオク等で売って撒き餌レンズの単焦点50mmを買って使ったほうが良い」とか言われています。
SONYの撒き餌?レンズ FE50mm F1.8、他社の撒き餌レンズより高いです(笑)
F値が暗いから、背景がボケないからキットレンズは使わないで単焦点レンズにしなさいと言われますが、ある程度シャッタースピード、絞り、ISO感度の「露出の三角形」
を理解してくるとキットレンズが活躍してくれます。
キットレンズでもボケは出せます
上記で「背景がボケないから」と書きましたが、キットレンズでもボケは出せます。
ズームを望遠にして被写体と背景を離してみてください
明るい場所でズームをいちばん望遠側にして、被写体と背景を離して撮ってみてください。
背景はボケませんか?
スマホのカメラの進化が著しく「ポートレートモード」があったりしますが、せっかく買ったレンズです。
キットレンズも使いましょう!
絞り開放主義からの脱却
絞り開放主義から脱却すれば、キットレンズが凄〜く便利になります。
絞りを開けると綺麗なボケを出す事が出来て、初心者の方は撒き餌の単焦点って凄い!
と思うでしょう。
私もその一人でした。
しかしある程度経験を積んでくると絞り開放でモデルさんをアップで撮った時に気づく事があるんです。
眼以外がボケすぎる
そうなんです、ポートレートの場合、基本は近い方の眼にピントを合わせます。
SONYやCanon、Nikon、富士フィルム、オリンパス、パナソニック各社が、
「瞳AF」「動物瞳AF」をこぞって採用してますよね。
話は少しずれましたが絞りを開けるとピントが浅くなるんです。
モデルさんの眼以外がぼんやり。
特に男性を撮影するときは絞ったほうがかっちり、かっこよくなります。
また女性もメイクや髪の毛のディテールがはっきりしてよりビューティーに。
スタジオで撮影するときは絞る
スタジオでストロボを使ったライティングの撮影時には背景をボカす必要がないのでF8以上絞ります。
環境光を遮ってストロボライティングの光だけで撮影するのですが、そのとき露出の三角形であるシャッタースピード、絞り、ISO感度が重要になってくるんです。
露出の三角形の説明は長くなるのでイルコさんやYouTubeで検索してみてください。
スタジオ撮影時に絞る理由はより人物、そして商品をハッキリと写すためです。
キットレンズも使いましょ
まとめになりますが、キットレンズを売って単焦点レンズを買うことは否定しません。
私もその一人でしたし。
脚で焦点距離を使う練習にもなります。
そしてボケ感も出したいですよね。
あくまで私感ですがキットレンズは使えます。
狭い空間ではズームレンズが便利ですし、撮影時間の短縮にもなります。
特にストロボ撮影時に効果抜群。
キットレンズを使いましょう!
もしEOS 6D Mark Ⅱをセットで買われた方、F4とおしのズーム、しかもLレンズです。
お得な買い物されましたよ!